ローゼンメイデン TALE62 「邂逅」 

今回の話はだいぶ物語の核心に迫ったものでした。ここでこの話が出てくるとは・・・意外。

朝電車に乗りながら「今日はヤンジャン買わないとな~」と思っていたら近くに立っていた男性がヤンジャンを読んでました。そして隣に座っていた女性は鞄の中から「ローゼンメイデン」のコミックスを読み始めていました。
ヤンジャン読んでいた男性はローゼン読んでいるとは限りませんが、読んでいたとしたらちょっと嬉しい。

今月のヤングジャンプにはトリビュートピンナップということで『To LOVEる ダークネス』の矢吹 健太朗が描いた真紅と水銀燈が掲載されています。
可愛いです。
それから以前行われたベストシスターズ投票で1位になった翠星石&蒼星石のPEACH-PITによるピンナップも付いています。
やっぱり庭師の双子が1位ですか。
2位は水銀燈&真紅。3位は水銀燈&金糸雀。2位は喧嘩するほど仲がいいってこと?

さてさてここからTALE62の感想に移ります。

歯車をいじり、ローゼン(お父様)の時間を組み替えようとするまいたジュン。

ジュンの見解では「永きに渡り時を見降ろしてきたこの宙(天蓋の大時計)は きっと彼(ローゼン)そのものなんだ」ということだそうです。

そしていきなり小さい頃のジュンが謎の男の人形劇を見ている場面に切り替わります。
この場面は見覚えがあります。Phase28で登場したジュンが人形劇を見た過去の場面の続きです。
小さい頃のジュンが「おじさんはどうして人形を作ってるの?」と聞き、人形劇を見せる男は「それはね・・・」と言った所でPhase28における人形劇の場面は終わっています。

TALE62でようやく「それはね・・・」の続きを聞くことができました。長い。長かった。Phase28は2005年に描かれたものですから、9年の歳月を経たのですね。

Phase28では降っていなかった雪がTALE62では降っていますが、これはどういう意味なんでしょう?ジュンによると寒いそうです。当たり前ですが。

少女とは現象であり、どこまで追っても届かなくて時が経てば消えてしまう。だからこそ美しさがあり、それを永遠に留めようとしているのがローゼン。

本人によると自分のことを「ローゼン(お父様)」と呼ぶ人間もいるが、名前など便宜上の些細な物でしかなく、物の本質を表わすには至らない。
昔は人間で、娘を亡くした哀れな男だったが、永きをさまよううちに本質を失い人と呼べる存在ではなくなったしまった。
・・・そしていつしか何のために創るのか、何のために生きるのかが思い出せなくなってしまったとのこと。

「至高の少女をつくる」このことのみが唯一の存在理由であり存在証明だと。

話をしているうちに、ジュンは中学生の姿でローゼンの工房にいました。

ローザミスティカは砕けてしまったローゼンの心の欠片でローゼンの娘への想いそのものという意味でいいのかな?ローザミスティカはローゼンの心でできているということでしょうか。

その後の振り向いたローゼンの顔はぎょっとしました。からっぽの顔・・・ホラーです。

ローザミスティカを砕いた理由は人間は欠けていてこそ人間だから。
欠損を埋め円環を目指すものこそ人間であるという見解にローゼンは至ったそうですが、彼は美しい物しか創れなかった。欠けていることがミソなんでしょうが、彼は完璧に美しい物しか創れなかったんでしょうね。
様々な感情も美しさも醜さも何もかもを内包する人形を創りたかった。
そうして生きた人形・ローゼンメイデンを創るに至った様です。

ローゼンからの「私の娘たちは生きていただろうか」の問いにジュンは「ああ この上もなく」と答えていますが、ここでの「生きる」ってちょっと複雑な意味を持っているように思えます。

ただ生命を持って動いているだけの意味でなくて、傷つけあったり穢しあったり、苦しんでもがきながらも生きているというのがここでの「生きる」という意味。
真紅達の闘う姿を見たジュンだからこそ上の答えになったのでしょう。

アリスゲームを止めるようジュンはローゼンに頼みますが、もう形而上の存在でしかないローゼンにはできないということ。
そしてジュンにアリスゲームを止める覚悟はあるかと問い掛けて、TALE62は終了。

物凄く濃い1話でした。正直ローゼンはもっと後に登場するかと思っていましたよ。
次回が待ち遠しいです。
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