「ショコラの魔法」1巻 みづほ梨乃 

もうすぐ世の中的にはバレンタインです。というわけでチョコに関する漫画のご紹介。

ショコラの魔法 (ちゃおホラーコミックス)ショコラの魔法 (ちゃおホラーコミックス)
(2009/07/01)
みづほ 梨乃

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ちゃおで連載中の漫画。ちゃおホラーコミックスというジャンルに入るらしいので、ホラー漫画ということで良いのでしょうか。

主人公は哀川ショコラ。彼女は食べると願いの叶う魔法のチョコレートをつくることのできるショコラティエであり、黒き魔女ショコラ・ノワール。
ショコラの店、その名も「ショコラ・ノワール」には色々な事情を持った客が願いを叶えるためにやってくる・・・大体1話完結型の物語です。

チョコを売る引き換えに客から代償として一番大事なものを頂く決まりであり、それは才能であったり、美しさであったり様々。

ショコラは人の心のエッセンス(これが客からの代償)を抽出する力があり、それを使用して願いを叶えるチョコレートをつくることができます。
願いを叶えるチョコを食べたことで幸せになる人もいれば、良い結末を迎えない人もいて、なかなかブラックな少女漫画です。

魔女・ショコラと彼女とともに行動するチョコレートの悪魔・カカオ。物語が進むとともにだんだんと彼女らの謎も明かされていくので、そちらも見どころの一つ。
といっても・・・1巻ではまだあまりショコラやカカオに深く迫った話がありません。ショコラ・ノワールに来たお客の話のみです。魔女ショコラのショコラ・ノワールはこういうお店ですよとわかる位かな。

1話1話にチョコレート菓子の名前がついています。
1巻収録のお話のお品書き。

・ガトーオペラ歌姫の誘惑
・スティックチョコレート決断のしるべ
・フォンダンショコラ情念の炎
・キャラメルプラリネ愛の鎖
・フランボワーズ美しき罪

毎回のお話もさることながら、実はこれらのタイトルも好きです。
チョコレートの名前と言葉がセットになったタイトルで、昼ドラっぽくて良い。
巻末には「ショコラ・ノワールへようこそ」というコーナーがあり、作者のみづほ梨乃さんがこの物語にこのチョコレート菓子を選んだ理由等裏話を語ってくれていて面白いです。

1巻では怪しい、ホラーな雰囲気に満ちていて、まだショコラがどういう人間なのか見えてきません。
「私のチョコは高いわよ」
「黒き闇に堕ちていきなさい」
この辺りが毎回の決め台詞。

欲望に目がくらんだ人がチョコレートを食べて、その代償として悲惨な目に会う横で、怪しく微笑みながら「黒き闇に堕ちていきなさい」と言い放つショコラは怖い。
けれどもその一方で願いのかなうチョコを売ることを通し、客の心を変化させたり、見守ったりする優しい面もあり、一概には恐ろしい魔女とは言えないのです。
そこが彼女の魅力であり、この作品の魅力でもあるのだと思います。

現時点で既刊10巻。
まだまだ物語は続いているので巻ごとにぼちぼち感想を書いていきます。

私、魔女が出てくる漫画が好きなのですが、この漫画の場合魔女は登場するし、猫(使い魔のカカオ)も登場するし、ショコラはゴスロリだし、話の内容はブラック時々ハートフルなものだし・・・(以下省略)でめちゃくちゃ私の好みにドンピシャでございました。
私の中での個人的に好きな魔女ランキングでショコラはトップ10に入っています。ハーマイオニーとかと並んでいます。

「ショコラの魔法」は連載している雑誌が「ちゃお」ということで小学生向け少女漫画ですが、内容もキャラの魅力も大人の読む漫画に負けてはいません。良い感じにチョコレートと人間ドラマが絡み合っていますよ。
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