「小さな魔女の首輪(コリエ)」1巻、2巻 チノク 

「小さな魔女の首輪(コリエ)」1巻、2巻 チノク の感想です。

Amazonでたまたま見つけた魔女漫画。
バトル物などではなく、ほのぼの日常物語な感じです。

結構前に読んだのですが、長らく漫画紹介をしていなかったので1巻2巻をまとめてご紹介。

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〈あらすじ〉
舞台は1955年、南仏カーニュ・シュル・メール。その街の丘に建つ古城(養護施設)では小さな1人の魔女・リュリュが外界と隔離されながら暮らしている。魔女の血を引く彼女の前に現れたのは新しい保育士の青年・カミロ。カミロと出会ったことでリュリュの日常にも変化が起き始める・・・。

〈登場人物〉
・リュリュ
古城に暮らす幼い少女。魔女の血を引く魔女であり、その力故に魔力を抑える大きな首輪を付けられ、また生まれてからずっと古城に閉じ込められながら不自由な暮らしをしている。外に出たい願望があり、何度も脱出を図るものの失敗続き。相手の手を触れることで魔法を使え、意のままに操ることも可能。ちょっとツンツンしていて、ワガママで、イタズラ好きな性格。

・カミロ・バーキュアス
リュリュの元にやって来た新しい保育士。アメリカ出身の26歳。素直で天然な性格の好青年。リュリュに対してしっかり向き合おうとしている。母国(アメリカ)には魔女がいなかったらしく、魔女に対して強いあこがれがあるとのこと。以前は俳優をしていて、その際に出会った魔女にはただならぬ思いがある。「1人でも多くの魔女を助けたい」という目的があるらしいが、まだまだ謎の多い人物。

・ニコル
古城で働くリュリュの保育士兼看護師。28歳の女性で働いて6年目になる。リュリュのことを思ってつい厳しくする時もあるが、愛情があってのもの。リュリュとはケンカばかりしてしまう。保護する立場でありつつも、リュリュのお姉さん的存在。

・フランスワーズ
古城(養護施設)の責任者で、通称園長。ふくよかな体型の女性。厳格で規則を守る性格。カミロがやって来たことでわがまま放題だったリュリュに変化が現れ、期待している。魔女に対して強い思いを持つカミロに対して少々疑念もある模様。

・ジュラール・フィリップ
通称ジュリ。カミロからはファンファンと呼ばれている。古城のある街で暮らす青年。ちょっと軽めで勘違いしやすい性格。よく女性に振られては泣きついてくるカミロの友達。実家はドレス専門の仕立て屋で服作りが得意。

・レクド・シュバイツァー
2巻より登場。古城(養護施設)の上層組織である魔女保護協会(イルミナティ)から派遣され、指導のため古城にやって来た教師。魔女であるオリビエとシュレルを保護している。厳しい指導を徹底しており、リュリュに対しても容赦ない。園長曰く魔女保護協会が旧組織の時代から魔女の保護を行ってきた人物でその実績は一番らしい。

・オリビエ
2巻より登場。通称・オリー。シュバイツァーとともにやって来た男魔女(トランス)。シュレルの兄。表面上は人当たりの良い優等生を演じているが、本来の性格はきつめで結構ドライ。シュバイツァーより他の者の見本になるよう厳しく言われており、協会の定めた首輪の着脱時期や外出許可はオリビエを基準にしながら規則が作られている。来年、高等学校であるリセに通い始める予定。唯一の肉親であるシュレルを大切にしており、リュリュに「シューへ近づくな」と言及。

・シュレル
2巻より登場。通称シュー。シュバイツァーとともにやって来た魔女。まだ幼い少女でオリビエの妹。大人しく無口な性格。いつもオリビエ手作りのぬいぐるみを持ち歩いている。リュリュはこの子と友達になりたいらしいが・・・

〈感想〉
この世界では魔女は珍しい存在であり、先の大戦でほとんど絶滅したこととなっています。戦時中軍時利用目的で多くの魔女が狩られ、現代科学により魔女を制御下に置こうとした結果絶滅に追い込んでしまったそう。お話の舞台・・・1955年現在において魔女は魔女保護協会(イルミナティ)の保護下に置かれ、生き残りのリュリュは養護施設である古城に閉じ込められながら暮らしています。

そして題名にもある魔女達が着用している首輪。これは未熟で己を御しきれない魔女を保護するために付けられた、魔力を抑制するためのものです。

戦時中はリュリュの住む古城にもドイツ軍に追われた1人の魔女が監禁される形で保護され、何故だか脱出を図り失敗して結果は自殺。カミロはこの魔女がきっかけでリュリュ達の元にやってきたのですがそれはひとまず置いておいて・・・

ニコルや園長が魔女であるリュリュの扱いに手を焼いていたのと同じように、むしろこの世界自体が「魔女」という異能の力を持つ存在に対してどう向き合っていくか、手探り状態な様に感じました。
謎の力を持つわけですからそうなってしまうのもわかりますし、戦時中は戦争に魔女が利用されたということで、魔女と言うものに対して良い印象を持っている人ばかりでは無いんですよね。

リュリュも魔女であるが故に不自由な暮らしを強いられており鬱憤もたまっていた・・・そんなところに現れたのがカミロ。
カミロはリュリュを「魔女」であるということ以前に1人の普通の子供として見て接してくれます。
一緒に街に出てキャンディを食べたり、海を見たり、泥遊びをしたり、料理をしたり・・・古城を飛び出し外に出たのは1度しかなくて、それ以外は古城の中での出来事ですが、今まで経験したことの無い新しい世界にリュリュは触れることができ、とても楽しそうなのです。

古城の中に閉ざされた生活というのは全く変わらないのですが、見るもの触れるものがとても発見と楽しさに満ち溢れている。暮らしぶり自体は変わらないのに、新しい世界がそこにはあってそれが面白いなと思います。ちょっとした気持ちの変化で、今まで見えないものが見えるようになり、今まで気付かなかったものに気付け、多くのことに心を動かされるようになるのかもしれませんね。

そして・・・2巻では新しい魔女としてオリビエとシュレルが登場。
リュリュがシュレルと友達になりたい・・・と感じたところで2巻は終了します。無事、リュリュとシューちゃんが友達になれると良いですね。ただそばにはシュバイツァー先生とちょっと怖いオリビエがいるので、そう簡単にはいかないかも!?

1つ気になるのはカミロの心の黒い部分。
かつて古城にいた魔女と俳優時代に知り合ったそうですが、彼女の死を受け「魔女を助けたい」という気持ちが強いようです。時々意味深発言をしますし、暗い表情をするのも気になるんですよね。2巻で魔女との関係や過去が少し判明しましたが、まだまだ謎な部分は多いと思います。

〈その他感想、謎など〉
・リュリュがとても可愛い!「そんなにイタズラしちゃだめだよ」と彼女がイタズラするたびに思ってしまいます。
・カミロは天然な好青年ですが、時に黒い部分が見え隠れするので気になります。亡くなった魔女に希望をもらったとのことですが、この魔女と俳優時代のカミロの物語も読んでみたいですね。
・リュリュの両親は一体どうしているのか?ニコルはリュリュが赤ちゃんの頃から世話しているみたいですが、魔女の母親も未登場なので何があったのか気になる。
・首輪の数字は何なのか謎。リュリュは「06」オリビエは「01」シュレルは「02」と番号が付いていますがこれらの意味については語られていません。単純に年齢かと思いましたがそうなるとオリビエが1なのはおかしいです。
魔女の力の強さレベルか、ただ単に魔女保護協会に登録された時のナンバー(会員番号みたいな)か、そういった意味があるのではないかと思っています。
・魔女であるリュリュの母親はどこにいるのか。作中で会話の中には登場しますが見た感じ亡くなったとは言われていないんです。生きている可能性もあり?
・リュリュは手を触れて魔法を使うタイプだそうで、魔女それぞれに魔法を使う方法が違うのかもしれません。オリビエやシュレルが魔法を使う所も是非見てみたい。
・オリビエは何故リュリュがシュレルに近づくことを嫌うのか?ただ単に過保護なだけか、近づくとまずいことがあるのか・・・。オリビエ自身は見本になるよう厳しくシュバイツァー先生から指導されていますが、色々嫌な気持ちがたまったりしないのでしょうか。
・シューちゃんことシュレルが可愛い。無口な子かと思いきや、悲しい顔も喜んだ顔もするんですよこの子!リュリュにボタンを見つけてもらった時の嬉しそうに笑って手をきゅって握る所、すごく良かった!!リュリュの友達になってほしいぞー
・カバー下にはちょっとした仕掛けがあって、カバーイラストと微妙に絵が違っています。間違い探しみたいです。
・古城(養護施設)の上層組織である魔女保護協会(イルミナティ)とは何か。あの秘密結社の名称と全く同じですが、何か関係があるのでしょうか?

公式ホームページやPixivコミックで立ち読みできます。

http://www.square-enix.co.jp/magazine/gfantasy/story/chiisanamajo/
http://comic.pixiv.net/works/831
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