「魔女の森」1巻 狐面 イエリ 

「魔女の森」1巻 狐面 イエリ

majo no mori

http://www.amazon.co.jp/dp/4800005175/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1448101338&sr=1-1&keywords=%E9%AD%94%E5%A5%B3%E3%81%AE%E6%A3%AE

コミックスの発売が待ち遠しかった漫画。

「魔法使いの嫁」の付録目当てで買ったマッグガーデンにたまたま、この「魔女の森」の1話と2話が同時掲載されていたんです。
魔女漫画好きとしては、もうタイトルだけで「!」と気になってしまった。

「魔女の森」・・・ということで、もちろん魔女が登場します。

主人公は強大な力を持ち、魔女の森の主であるロゼ。
そしてロゼを取り巻く人物としては娘のハンナ。(ロゼは魔女なので歳を取らず若いままなのですが、ハンナは人間なのでおばあちゃん。)
ハンナの孫で魔女になりたいエリ。
魔女の森の番人である獣人、ヒース。
魔女の森がある街を収めるゲント伯。(見た目怖いが中身は面白おっさんらしい。)

それから・・・魔女であるロゼを頼りに森を訪れる人々。人でない存在。

私の中での個人的印象ですが、魔法、そしてそれを扱う魔女や魔法使いという存在には“願い”がつきものだと考えています。
到底、普通の人間の力では叶えられない様な願いを魔法によって叶えることができたり。魔女や魔法使いの元に、叶えたい願いを持つ人が集まって来たり。色々な物語の中でも、魔女や魔法使いは願いを叶えてくれる存在の様に描かれていることが多いのではないでしょうか。

ところが、「魔女の森」の魔女・ロゼはちょっと違う。

真の願いはその願いを持つ本人にしかわからない。それを他人である魔女が叶えることは不可能で、願いを本当に叶えられるのはその願いを持つ本人だけ。

そういった考えを徹底している。

魔法で全てが叶えられるのではないのだ、ということです。

実際、物語の中でロゼはあんまりというかほとんど・・・魔法で願いを叶えたりしていないのですよ。
そして、案外魔法でできること、できないことがあったりする。
この辺りがどういう線引きなのかわかりませんが、逆に魔法が使えなくても叶えられることもあって・・・とにかく魔法が全能ではない。

この「魔女の森」の世界における魔女とは、誰かの叶えたい願いを叶えてくれる存在ではない。そして、魔法を使わなくとも叶えられる願いもあって、魔法で全てが解決できるわけでは無い。この辺りが独特の考えだな、と思いました。



魔女とはいったい何者か?

色々な“魔女漫画”を読むと、それぞれの魔女像みたいなものがあって、面白いです。

ちなみに、「魔女の森」の世界では、魔女はかなり希少な存在で、力を持たない人々はその存在を怖れ、疎み、距離をとって生活しているのだとか。そして、魔女は人とは違う時間を生き、不老であり、全く別の生き物の様。
エリに魔女の素質がある様に、どうやら人間が魔女になることは可能みたいです。ただし、魔女になれば不老になる。そして、普通の人間の様に、恋をして、結婚して子を産んで・・・といったことができなくなる様(魔女を志したが結局人として生きることを選んだハンナの発言から。)。

※ロゼ以外の魔女としては国を治める女帝が文章内で登場していますが、こちらの魔女もどんな方なのかが気になる。いつか、登場することを期待。

最後に・・・

描き込みが凄いなあ、と感じさせられました。
トーンを使わず、影とかも手描きです。
ロゼの髪のツヤと、うねりが個人的なお気に入り。

どこか絵本の様な印象もあり、人の手によって描かれたものなんだな・・・と感じさせられる手描き感が心地良いです。

それから、結構ギャグ顔とか、おちゃらけたシーンもあったのが意外でした。ゲント伯のお話とか。

試し読み↓
http://comic.mag-garden.co.jp/beats/4693.html
関連記事
スポンサーサイト

Comment

Add your comment