「オゲハ」1巻 oimo 

「オゲハ」1巻 oimo

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http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AA%E3%82%B2%E3%83%8F-1-COMICS-oimo/dp/4048654209

男子中学生・キジはある日空中を浮遊する謎の物体を見かける。その物体が行き着いた先は近所の公園。キジは虫の蛹の様なその物体の中をむりやり開けてしまう。中から出てきたのは人間の少女とアゲハ蝶が混ざった様な生物。キジは彼女にオゲハと名付け、自室でこっそり飼うことにするが・・・

おそらく地球外生命体であろうオゲハ。そしてそのオゲハの行方を追う芋虫(地球外生命体?)の存在が怖い。
彼らの目的がまだ謎だらけなのが怖い。
芋虫がキジに対して強い怒りを示しているのが怖い。
芋虫達の行動が怖い。(触手で物体を溶かしたり、人間の脳?を食べて日本語を習得していたり)

オゲハの見た目は可愛いですが、やはり未知との遭遇・・・正体がわからない者達への怖さを感じてしまう。

ただ、もう一つ怖いと思ったのが・・・

男子中学生・キジ。

キジこと木嶋智(きじまさとし)君。普通に学校だって行っているし、友達だっている。至って普通、普通の男子中学生なのですが、空虚な目で基本的に表情が乏しい。オゲハに対しての扱いは完全に生物の飼育。オゲハに「きったねー」とか、「触んな」とか言ったかと思えば、「かわいいな」(目が笑っていない)と言ったり・・・オゲハは言葉を喋るし、泣いたり笑ったりと表情も感情も豊かな生物なのですが、キジはあくまでオゲハを虫扱い。所々が、残酷。

ちなみに、オゲハをオゲハと名付けたのはキジ。アゲハ蝶の汚いヤツだから、という意味を込めて、オゲハ。犬とか、猫とかのペットでもこんなひどい名前付けないでしょ・・・。

どちらかというと、キジよりもオゲハの方が人間っぽい表情を見せてくれている気がするのです。楽しい時は楽しい、悲しい時は悲しい顔をして、可愛いと言われてちょっと赤くなって照れる。
オゲハよりキジの方がよくわからない不気味な存在。そういう印象を受けます。



オゲハのことを“インフェルノ”と呼び行方を追う芋虫達が着々とキジの元にたどり着こうとしていて、それもじわりじわりと距離を縮めてきているので追い詰められる様な恐怖もあり。芋虫達の目的がわからなくて、地球に何か仕掛けようとしているのか?と緊張もあり、謎もあり。そういう未知の存在が怖いけれども同じ位、キジが怖かった。人それぞれ、このお話のどこに“怖さ”を感じるのか様々だと思いますが、こういう風に色々な部分に怖さがあるところが物語に不気味な雰囲気を纏わせているのかもしれません。

オゲハはこちらで試し読みができるそうです。
http://comic-it.jp/lineup/ogeha/
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