「鏡の前で会いましょう」1巻 坂井 恵理 

「鏡の前で会いましょう」1巻 坂井 恵理

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最近、美人と不美人の入れ替わりものの漫画をちらほら、見かけます。
「累」や「宇宙を駆けるよだか」とか。この「鏡の前で会いましょう」も美人な女性とブスな女性がある日突然入れ替わる、という漫画。

大まかなあらすじとしては、大人しくて地味目な美人・日下部愛美(まなちゃん)と不動明王似の元気な不美人・各務明子(みょーこ)。そんな見た目も性格も正反対の2人が入れ替わるというもの。美醜について色々と考えさせられます。

明子ははっきりと、自分がブスってことを自覚しているんですよね。ブスだから、女の子らしい可愛い服は着ないし、販売員のいる化粧品売り場にも場違いな感じだから行けない・・・!とかなり、容姿のコンプレックスから我慢しているところがあるみたい。
ああ、そういうこと、あるある。と思わず納得。これ可愛い子とか綺麗な人なら許されるけれどそうではないと駄目だろうな・・・ということ。イケメン無罪ならぬ美人無罪?

明子はあくまでブスな自分の身の丈にあった暮らしを送ることを心がけており、だからこそ、美人な愛美の見た目になってからはその反動が来ているというか、結構やりたい放題。
今まで着れなかった服で出かけたり、ファッションを楽しんだり。恋愛にも積極的で、前から好きな男性(勤め先の家具屋のイケメン店長)がいて、愛美の見た目なら自分でも振り向いてもらえるかも?と期待し行動する。
美人っていう強大な武器を手に入れて、人生を楽しんでいる・・・様にも思えたが、その一方で改めてブスが受け取る理不尽さも改めて認識するのが苦い。

客観的にブスな自分を見て、自分なんて誰かに選ばれないと思ってしまう。

可愛い子とブスへの扱いの違い。

結局人は内面じゃなくて見た目を見ている。

今までブスだと自覚して生きてきた時だって、それらを知っていたはずなのに、美人になったことでそれを改めて色濃く感じる明子。

そして一方の愛美も段々と明子が感じていたブスへの理不尽さも知るようになる。ただ、愛美は愛美でこれまで可愛い女の子故に感じていたこともあった。セクハラを受けたり、可愛いのに何でお洒落しないの?とか性格が大人し過ぎると言われたり。
明子がブス故に感じた理不尽も、愛美が可愛いが故に感じた理不尽も・・・嫌だな
美人でもブスでも、自分の中でのその人物像に合わないと感じた時に、他人へとやかく言う人とか失礼だと思う。そんなの他人に関係ないでしょ、と。

もちろんそういうことをしない人、思っていても口に出さない人はいると思う。この「鏡の前で会いましょう」においては、家具屋の店長でしょうか。
もう、唯一の良心。

この店長のことは置いておいて、明子も愛美に対しては、何となく人間関係に恵まれなかったんじゃないかな、と感じずにはいられない。明子の元彼とか、愛美の職場の人とか過保護な母親とか。もー終盤の飲み会の雰囲気とか、めっちゃ苦手なんですが。ああいうノリで個人いじって笑い取るとか。

これからどういう風にお話が進むのかわかりませんが、明子と愛美の今まで受けてきた理不尽、そしてそれ故に生まれてしまった美醜への意識を吹き飛ばしてくれる様な出来事とか、人物が登場するといいな・・・と思います!

「美醜」っていうのは、漫画どころか人間の中での大きなテーマだと思いますが、その差による違いとかがかなりはっきりと描かれているので物凄い。
明子は美人=幸福だと思っていて、もちろん美人故に得られるものもあるはずですが愛美みたいなケースもある訳で。
美人であることを強みにできる人なら良いですが、愛美とか「主に泣いてます」の泉さんみたいに上手く利用できていない人にとっては美人=幸福とは思えないのではないかな。
それに、ブスだった明子は結構リア充の部類だと思うのですが。彼氏もいて社交的で人付き合いが上手で。
結局、幸福か否かを決めるのは美醜と言う要素だけではなく、その人の性格とか置かれている環境とかも関わってくる気がします。

試し読み↓
http://be-love.jp/contents/list0045.html
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