ローゼンメイデン0 第10階 感想と考察 

揚羽姐さんの待つカフェーマノン座にたどり着く、菊・華姉妹。
なんと新入り女給に間違われ、いつの間にか着替えさせられる。
その格好というのが、和服にフリルエプロンなんですが、いいですよね。和洋ミックスな感じで。

カフェーの用心棒のコワモテ・寅吉はどことなく前作に登場した斉藤さんのお兄さんを彷彿とさせるのですが。無口で体格の良いところとか。名前まで出てきたので、もしかしたら今後も再登場するキャラなのかもと思いました。

女給と間違われた菊・華の前に現れたのは、そう、揚羽姐さん。この店でアルバイト中なのだとか。
揚羽姐さんは、坊ちゃんと一緒にいる菊と華をどこかのご令嬢だと思っていたみたいですが・・・そんなこともなく、金持ちの道楽で探偵ごっこをしているのではないことがわかった途端、自分の身の上を語り出す。

揚羽姐さん所属の見世物小屋は、かつてはサァカスであり、揚羽姐さんはブランコ乗りだった。
現在の団長は揚羽姐さんの父親で、彼による借金でサァカスは廃業することになってしまったとのこと。

そして、団長はどうやらあやしげな連中・・・兎頭とつるんでいる。

揚羽姐さんは菊と華に団長である自らの父を止めてほしいと頼みますが、思った以上に闇が深そうな事件なんですよね。彼女達だけで大丈夫か、心配。
以前街で調査をする菊・華・坊ちゃんを揚羽姐さんがこっそり陰から見ていた理由は、自分の父親を止めてほしいという気持ちからだったのかと、納得。当初は、揚羽姐さんも事件の黒幕の一人だと思っていましたが、違うこともわかりましたので。

最後に団長と兎頭の人物が会話するシーンがありますが、ここで兎頭のやっていることがちょっと見えてきたような。

・兎頭は子供をさらって目玉を検分している。そして、いまだに探している目玉の子はいない。
・気に入った目玉の子がいた場合、どうするのかは不明。
・綺麗な夕やけみたいなあかね色の目を現在は狙っている。→翠星石と蒼星石を狙っている模様。

ドールアイをいじりながら、もっと綺麗な目がいい・・・とか言っちゃっている訳です。なかなかの変態。変人。
この人物が第0ドールとどう繋がってるのか?と疑問に思いますが、たまたま同時期に起こっていただけで無関係だったという線もありえるのかな・・・
水銀燈いわく、「あれはこの世界のただの現実よ そんな大それたものじゃないわ」ということなので、この兎頭自体は人間が起こした事件であり第ゼロドールとの関連はないのでしょうか。

それから、前々から登場している「蝶」。
水銀燈は何かを探すように飛び回っていると語ります。蝶は触れると消えて、歌声(真紅の声?)が聞こえる。

眠り続ける第ゼロドールの夢はこの世界を半分飲み込み、真紅は共鳴して取り込まれてしまっている。
真紅は何に共鳴したのか、歌い続けて誰に何を伝えたいのか。・・・また新たな疑問が沸き上がる。
共鳴して取り込まれてしまっているといえば、翠星石もそうなのでは。第ゼロドールみたいなひび割れが一瞬現れたことがありましたが、取り込まれてしまった影響では?

水銀燈はこの第ゼロドールの夢と繋がった世界がなくなることでローザミスティカが巻き込まれては困る。そんな訳でどうにか今の状況を解決させたいのだけれど、第ゼロドールの夢をこの世界から分離させることにより彼女が消えてしまうことが気にかかる様子。水銀燈って案外情に厚いのですね。

あと、ちょっと気になったのが「ここが失くなればまた別の世界の扉を開ければいい・・・薔薇乙女はそれが出来るもの」という水銀燈の発言。
やはり、この世界は単なる過去話が舞台なのではなく、前作とは別の世界の扉での話なのか?
前作の続きの世界であるという想像も捨てきれないのです。

☆☆☆

今月号はカラー扉ではありませんでしたが、付録にはレトロな翠星石・蒼星石の卓上カレンダー、そして全号からの特別企画ニコイチメイデン、とお楽しみがいっぱい。

卓上カレンダーはもったいないので使いません。
ニコイチメイデンは金糸雀と蒼星石コンビ。
金糸雀に花冠をくれたのは、王子様みたいな蒼星石。また着ている服が、いつも以上に少年っぽいのです。セーラー短パンって、他の薔薇乙女じゃ着こなせないよ蒼星石だから似合うのよ。
発売されるかわかりませんが、今後ローゼンメイデンの画集が発売されるとして、ニコイチメイデンのイラストに関してはPEACH-PITさんによる「乙女の楽屋トーク」(ニコイチメイデンのイラストにくっついてくるショートストーリー)も一緒に掲載されるべき。これまで見えてこなかった姉妹の関係性が見えますので。
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